恵方巻の豆知識
2月の行事といえば節分の日が思い浮かぶと思うのですが、節分というと豆まきのイメージがありますよね。 鬼を払い福を呼ぶ豆まき以外にも節分は昔、大晦日と同じ意味があったのです。
昔は一年の始まりを立春としていたので、立春の前日は今でいう大晦日だったのです。 豆まきと同じく、節分の日に食べるものといえば恵方巻です。
一年の終わりの日に、その年の厄を祓って新しい年に多くの福が訪れるようにと願いを込めて海苔巻を食べたのが、恵方巻の起源とも言われています。 海苔巻を食べるようになった理由は、この時期に丁度お新香(漬物)が浸かることから、お新香を巻いた海苔巻を食べて縁起を担いでいたと言われています。
ちなみに恵方巻のカロリーは100g当たり150カロリー程です。 もちろん中の具材によって多少は前後します。 市販されている恵方巻にはスイーツ巻きといった特殊なものもあるので、これよりもっと高カロリーなものも存在します。
恵方巻を食べる際には、食べ方に決められたルールや食べ方があります。 まずは太巻きを1人1本用意します。 食べやすいように包丁で切ったりはせず、そのまま1本を食べましょう。
食べる際には恵方を向いて食べます。その年の恵方を調べて願い事を思い浮かべながら、最後まで話さずに食べるのがルールです。途中で話してしまったり、海苔巻を口から離してしまうと願い事が叶わないと言われています。
恵方とは歳徳神がいる方向の事を指します。 歳徳神はその年の福徳を司る神様です。 歳徳神がいる方向に向かって事を行うと叶うと言われているんですね。 つまり恵方巻は歳徳神のいる方向を向いて願い事をしながら太巻き寿司を食べる風習です。
では歳徳神のいる方向はどうやって知る事ができるのでしょうか? その年の恵方は、十二支と十干の組み合わせで決まっています。 十二支とはよく言う干支の事です。実は干支は十二支と十干を合わせたものなのです。 恵方は十干によって調べる事が出来るのですが、西暦を使っている現在は十干を調べるのも一苦労です。 そのような時は、西暦の下一桁で探す事ができます。
下一桁が、4、9なら東北東、5、0なら西南西、1、6なら南南東、2、7なら北北西、3、8なら南南東です。 実は恵方は見ての通り4方向しかないんですね。
次に恵方巻の具材についてです。 恵方巻の具材は7種類です。それにはちゃんと理由があります。 7はラッキーセブンというくらいですので、そもそも縁起が良いというのもあります。 他には昔から言い伝えられている七福神にちなんだ7種類の具材を入れて縁起を担ぐ意味があります。
しかし、現在の恵方巻は地方によって入れる具材が違います。 どれが七福神にちなんだ物かというのは正確にはわかりません。 強いて言うなら、7種類の具材を入れるという部分に意味があるのだと考えられています。
地域によっては10種類や12種類の具材が入っているところもあります。 一般的に使用されている具材は、あなご(もしくはうなぎ)、たまご、しいたけ、かんぴょう、おぼろ、きゅうり、高野豆腐です。 節分の本来の意味は季節を分けるということです。 つまり、立春・立夏・立秋・立冬と季節の節目になる前日は全て節分と昔は呼ばれていました。
これがいつしかその中でも一年の始まりが最も重要な日である事から、立春の前日の節分を大きくお祝いするようになり、その風習が強く残っていきました。
つまり節分は2月3日(年によって変わりますが)だけに行うものではなく、それぞれの季節の終わりの日に行っても不思議ではありません。
そこで最近では大手スーパーやコンビニが、夏の節分と題して8月の上旬にも巻き寿司を販売するようになっています。 以上が恵方巻の豆知識です。 いかがでしたでしょうか? 今年の節分も恵方巻を静かに食べて厄払いをして幸せを導きましょう!
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